こんにちは、SKです.
今回は、一度は行きたい日本国内のおすすめ美術館について紹介していきたいと思います.
美術館に行く機会のない人や行ってみたいけど、どこの美術館に行ったらいいのかわからないという人に、建築物としてもおもしろい美術館を紹介します.
今回の記事を読めば、
『どこの美術館に行けばいいのかわからない』
『建築物としても美しい美術館はどこにあるのか』
といった疑問を解消することが出来ます.では、早速見ていきましょう!
【現役建築学生が厳選!】一度は行きたい日本国内のおすすめ美術館10選!!
全国には、様々な美術館がありますが、その中でも今回は、建築的にも面白い美術館をピックアップして選びました.
設計者の意図や思想により、美術館でも様々な色があり、面白いので参考にしてみてください.
青森県立美術館【青森県】
建築家の青木淳さんにより設計された青森県の美術館です.
隣接する『三内丸山遺跡』からの着想を受け設計され、展示室には、土壁と土の床を使っており、その大胆な構成が話題になりました.
縦・横21m、高さ19mの『アレコ・ホール』があり、ジャガールの連作『アレコ』のために作られたそうです.
【住所】青森県立青森市安田字近野185
【営業時間】9時30分~17時
【定休日】第2・4月曜日
【観覧料】常設展510円
詳しい詳細に関しては、以下のサイトをチェックしてみてください.
十和田市現代美術館【青森県】
建築家の西沢立偉さんが設計した美術館.十和田市が推進していたアートによる街づくりプロジェクトの一環で誕生しました.
展示室に限らず、中庭や屋上、アート広場など、様々な空間に作品のために作られた『箱』が点在し、アートだけでなく空間も楽しめる美術館です.
国内外33組の作家による38点の作品が、恒久設置されており、隣のアート広場には、草野弥生らの作品があります.
作品とアートが一体となり、建築的にも面白い全国有数の現代美術館です.
【住所】青森県十和田市西二番町10-9
【営業時間】9時~17時
【定休日】月曜日、年末年始、臨時休館あり
【観覧料】1200円
金沢21世紀美術館【石川県】
SANAA(妹島和世さん+西沢立偉さん)が設計した金沢の中心エリアに位置する美術館です.
全面ガラス張りの開放的な空間で直径113mの円盤状の形状になっており、建物内部は様々な形をした展示室が点在しています.
ショップなどの交流空間は、無料のため、いろんな人が空間を楽しむことが出来ます.
美術館は、展示物の関係で、ガラス張りは避ける傾向があるのですが、内部の空間構成の工夫により、開放的な空間の実現につながっています.
内部と外部の関係性、ガラス越し行きかう人びとの姿が印象的な空間で面白いので、一度足を運んでみてください.
【住所】石川県金沢市広坂1-2-1
【営業時間】展示会ゾーン10時~18時
【定休日】月曜日
【観覧料】無料ゾーンあり、展示会により異なる
豊田市美術館【愛知県】
建築家・谷口吉生さんが設計した愛知県にある美術館です.
乳白色のガラスと緑のストレートで構成された建物で、人工池に浮かぶような外見が美しい美術館です.
ダリなどの近代美術の巨匠から奈良美智さんら現代美術の方まで、幅広い作品が収蔵されています.
彫刻テラスからは市街を一望できるので、景色を楽しみたい方にもおすすめです.
【住所】愛知県豊田市小坂本町8-5-1
【営業時間】10時~17時
【定休日】月曜日
【観覧料】300円
富弘美術館【群馬県】
建築家のヨコミゾマコトさんが設計した群馬県みどり市にある美術館です.
正方形の空間の内部には、大小33個の円筒状の部屋は、シャボン玉をイメージして設計されたもので、各部屋は、色・素材がバラバラで、廊下も柱も存在しない造りになっています.
水彩の詩画・星野富弘さんの故郷に建てられ、建築物も星野作品のような相反する要素を内包する建築をめざして設計されたそうです.
方向感覚や現在地の感覚がなくなる不思議な空間構成が、特徴的で面白いのでおすすめです.
【住所】群馬県みどり市1東町草木86
【営業時間】9時~17時
【定休日】月曜日
【観覧料】520円
角川武蔵野ミュージアム【埼玉】
建築家・隈研吾さんが設計した美術館、図書館、博物館からなる埼玉県にある複合施設です.
水盤から高さ30mにもなる巨大な岩のような建築物は、その巨大さに圧倒されること間違いなしです.
内部には、高さ10mにもなる『本棚劇場』があり、高さ・幅・奥行きもバラバラな本棚が、それぞれ噛み合うように壁を覆っており、外見からは想像できないような繊細な空間になっています.
隈研吾さんの作品は、『木』を使った外観デザインが多いため、この角川武蔵野ミュージアムは、これまでの作品とは全然別物のような新たなデザインになっています.
美術館以外の目的でも楽しめる複合施設のため、たっぷり時間を取っていくのがおすすめです.
【住所】埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
【営業時間】10時~18時、金土~21時
【定休日】火曜日
【観覧料】展覧会により異なる
アーティゾン美術館【東京都】
日建設計・TORERICO:INCにより設計され、2020年に開館した東京都心にある美術館です.
ファザードは全面ガラス張り、一部に吹き抜けを利用することで、都市部にある中でも、開放感のある空間を実現しています.
印象はと日本の近代洋画を主に扱っており、約2800点を収蔵しています.
アーティゾンは『アート』と『ホライゾン』を掛け合わせた造語だそうです.都市部にある美術館が新しい美術館のあり方を伝える大胆な作品になっているので、おすすめです.
【住所】東京都中央区京橋1-7-2
【営業時間】10時~18時(金~20時)
【定休日】月曜日
【観覧料】展覧会により異なる
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館【香川県】
建築家・谷口吉生さんが設計した香川県の建築物で、画家・猪熊弦一郎さんの作品約2万点を収蔵している美術館です.
駅前広場と一体化し、猪熊がデザインした壁画が印象的な建物になっています.今では、美術館が町の顔にもなっているそうです.
建物の長寿命化の影響で改修工事による休館がありましたが、2020年6月にふたたびオープンしました.
カフェMIMOCAでは、喫茶と物販を行っていて、香川観光の一つに入れてみてはいかがでしょうか?
【住所】香川県丸亀市浜町80-1
【営業時間】10時~18時
【定休日】月曜日
【観覧料】300円
長崎県美術館【長崎県】
角川武蔵野ミュージアムも設計していた建築家・隈研吾さんにより設計された長崎県にある美術館です.
敷地内の運河を挟んで、縦型ルーバーで覆われた2つの棟が並んでいます.自然とアートの融合、大胆な建物は、長崎水辺の森公園に隣接されています.
長崎県美術館では、ダリ、ピカソといった人たちの有名な作品や長崎ゆかりの作家宇野作品がみられます.
2つの棟をつなぐ、ガラスボックスのブリッジには、カフェがあるので、ゆっくり美術・自然を楽しめる空間になっています.
【住所】長崎県長崎市出島町2-1
【営業時間】10時~18時
【定休日】第2・4月曜日
【観覧料】420円
沖縄県立美術館・博物館【沖縄県】
石本建築事務所・二基建築設計室により設計された沖縄県にある博物館・美術館です.
愛称は『おきみゅー』で、琉球王国時代のグスク(城)と石垣をモチーフにできた建築物です.外壁には、白セメント、琉球石灰岩、海砂を使用しており、表面を削ることでグスクの素材感を表現しています.
城をイメージした迫力のある大胆な外観になっており、花ブロックといわれる沖縄特有の建築様式も見られます.
施設では、博物館・美術館両方を楽しむこともでき、カフェもあるので、お茶を飲んでゆっくりすることもできます.
【住所】沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
【営業時間】9時~18時、金土~20時
【定休日】月曜日
【観覧料】530円
まとめ
今回は、一度は行きたいおすすめの美術館について紹介してきました.
今回紹介した美術館以外にも、全国には面白い美術館がたくさんあるので、ぜひ回ってみてください.
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